食品・水
食品・水をベクレル(Bq/kg)で検知します。
機種によって検出下限値、検出時間が異なります。
写真 | 製品名(管理番号) | 価格 |
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全自動・ベクレルモニター50検体を夕方にセットすると、翌朝には結果がでます。(No.S120201-1) |
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食品用 高感度・ベクレルモニター最小3.8ベクレル(Bq/kg)から検知する高感度・ベクレルモニターです。NaIスペクトロサーベイメーター「放射能濃度等測定方法ガイドライン(環境省)」燃え殻、ばいじん、排水汚泥、溶融スラグ、溶融飛灰の測定、対応機種です。 (No.S110809-1) |
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食品・水・土壌表面用 ベクレル表示 放射線検知器ベクレル(Bq、Bq/cm2)表示の放射線検知器です。(No.S110517-5) |
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実機デモを受け付けております
食品・食品表面用 放射線検知器は、東京本社(新宿区高田馬場)にて実機デモを承っています。試料をお持ちいただいてテスト検知することもできます。ご希望の場合は、お問い合わせフォームからその旨お送りください。
実機デモ対象製品
実機デモ会場
東京都新宿区高田馬場1-25-30
株式会社フジテックス 東京本社
詳しい場所は右記の地図をご確認ください。
デモ会場の様子
デモ会場では、実際に放射線検知を検討されている食品や焼却灰、その他対象物を実際に検知することができます。
高感度・ベクレルモニターですと、約15分程度で検知結果が出ます。
パソコンでのデータ管理、機器の操作方法などについて実機を用いてご説明いたします。
- 食品の放射線を計るにはどのような機種が必要ですか?
- 外部被ばくの放射線検知器よりも高感度・高精度の機種が求められます。
公的機関では数千万円するゲルマニウム半導体方式の設備で食品を検知しているようです。厚生労働省が定める食品の暫定基準では500Bq/kg(※食品、放射性物質によって異なります)となっています。簡易検知器としてはNalシンチレーション検出器を用いてベクレル(Bq/kg、Bq/L)単位で表示できる機種が利用されています。また、空間中の放射線(バックグラウンド放射線)を差し引くことが最低限必要です。鉛の容器で遮蔽することで精度を高める方法もあります。
食品表面汚染の検知は、Bq/cm2で表記されます。Nalシンチレーション検出器以外でも検知はできます。
食品中の放射性物質に関する暫定規制値 厚生労働省
放射性ヨウ素 | 放射性セシウム | ウラン | プルトニウム及び 超ウラン元素の アルファ核※1 |
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乳幼児用食品 | 100 Bq/kg※2 | - | 20 Bq/kg | 1 Bq/kg |
飲料水、牛乳、乳製品 | 300 Bq/kg | 200 Bq/kg | 20 Bq/kg | 1 Bq/kg |
野菜類(根菜、芋類を除く) | 2,000 Bq/kg | - | - | - |
野菜類 | - | 500 Bq/kg | 100 Bq/kg | 10 Bq/kg |
穀類 | - | 500 Bq/kg | 100 Bq/kg | 10 Bq/kg |
魚介類 | 2,000 Bq/kg | - | - | - |
肉・卵・魚・その他 | - | 500 Bq/kg | 100 Bq/kg | 10 Bq/kg |
※1・・・238Pu,239Pu,240Pu,242Pu,241Am,242Cm,243Cm,244Cm 放射能濃度の合計
※2・・・100Bq/kg を超えるものは、乳児用調製粉乳及び直接飲用に供する乳に使用しないよう指導すること。
食品の基準値は2012年4月から厳格化が予定されています。
食品衛生法上の新基準値(案) 2012年4月から適用
食品一般の成分規格として、以下のとおり、食品中の放射性物質に係る基準値を設定する。
放射性セシウム(セシウム 134 及びセシウム 137 の総和)は、次の表の第2欄に掲げる食品を含む同表の対象欄の区分に応じ、それぞれ同表の基準値に定める濃度を超えて当該食品に含有されるものであってはならない。
対象 | 対象定義 | 基準値 |
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飲料水 | ミネラルウォーター類(水のみを原料とする清涼飲料水 飲用茶(茶を原料とする清涼飲料水及び飲用に供する茶※1 |
10Bq/kg |
牛乳 | 乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(昭和 26 年厚生省令第 52 号)第 2 条第 1 項に規定する乳及び同条第 40 項に規定する乳飲料 | 50 Bq/kg |
乳児用食品 | 乳児の飲食に供することを目的として販売する食品 | 50Bq/kg |
一般食品 | 上記以外の食品※2 | 100 Bq/kg |
※2乾しいたけ、乾燥わかめなど原材料を乾燥し、通常水戻しをして摂取する乾燥きのこ類、乾燥海藻類、乾燥魚介類、乾燥野菜については、原材料の状態と水戻しを行った状態に基準値を適用。また、食用こめ油の原材料となる米ぬか及び食用植物油脂の原材料となる種子については、原材料から抽出した油脂に基準値に適用。
経過措置について
- 平成 24 年3月 31 日までに製造、加工又は輸入された飲料水、牛乳及び乳製品は 200Bq/kg、それ以外の食品は 500Bq/kg を超えて含有されるものではあってはならない。
- 米及び牛肉は平成 24 年9月 30 日まで 500Bq/kg を超えて含有されるものではあってはならない。
- 大豆は平成 24 年 12 月 31 日まで 500Bq/kg を超えて含有されるものではあってはならない。
- 米及び牛肉を原材料として平成 24 年9月 30 日までに製造、加工又は輸入された食品は 500Bq/kg を超えて含有されるものではあってはならない。
- 大豆を原材料として平成 24 年 12 月 31 日までに製造、加工又は輸入された食品は 500Bq/kg を超えて含有されるものではあってはならない。
食品・水・土壌用(Bq/kg)放射線検知器の比較表
製品名 | Nalシンチレーション検知器 | ポータブル放射線モニター | 高感度・ベクレルモニター | 全自動・ベクレルモニター | |
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画像 | |||||
検出器 | 種類 | NaI(TI)シンチレーション | NaI(TI)シンチレーション | NaI(TI)シンチレーション | CsI(TI)シンチレーション |
サイズ | 50×50×13mm | φ25×40mm | φ63×63mm | 58cm2(4個) | |
スペクトルメーター(核種分析) | |||||
検出下限値 | 50・100 Bq/kg | 3.8 Bq/kg | 10 Bq/kg | ||
核種弁別 | ヨウ素131 | ||||
セシウム134 | |||||
セシウム137 | |||||
検出時間 統計誤差±20%※1 |
50 Bq/kg | 約9時間 | 約4分 | (1000秒に固定) | |
200 Bq/kg | 約30分 | 約20秒 | (1000秒に固定) | ||
500 Bq/kg | 約5分 | (1000秒に固定) | |||
用途 | 食品(Bq/kg、Bq/L) | ||||
空間線量(μSv/h) | |||||
用途 | 放射能の有無の検知に向いている。 | 放射能の高い汚泥・焼却灰などの検知に向いている。 | 放射能の低い食品などを短時間で検知するのに向いている。(20~30 Bq/kgは15分~30分) | 多数の試料をまとめて検知するのに向いている。 |
※1・・・測定時間は環境によって異なる場合があります。
放射線検知器の比較表(用途別)
:一部測定条件に制限あり
:原則として不適当